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旧黒沢中学校

『旧黒沢中学校 外観』の画像

 旧黒沢中学校は昭和22年に創立され、昭和25年から現在の校舎が建設されました。平成25年の春に平行するまで、66年にわたり46,000人に上る卒業生を送り出してきました。本館は、長さ81m、建築面積870m2と大規模な木造2階建ての姿が特徴的です。正面中央に玄関を設け、教室には広い開口部、背面には長い片廊下、中央と両側には階段を設けています。添柱や方杖用いた軸部、防火壁や防火扉には、当時の技術的な発達が見られます。戦後の昭和22年に公布された学校教育法により、中学校は義務教育化されました。その直後、旧黒沢中学校では、当時の地元の方々の強い思いによって大規模な校舎が建設されました。本館と共に、技術教室、調理室、図書室、屋内運動場などの特別校舎等が整い、現在も当時の規模のまま残されていることは大変貴重であり、戦後の中学校校舎の一つの典型を表しています。

  • 区分:国登録有形文化財
  • 種別:歴史的建造物
  • 員数:5棟

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