平成15年4月に、1650万年前のゾウ類の足跡化石が、大子町西金の北沢地区の浅川層から発見されました。当時の大子地域は熱帯性気候で、植物の生い茂る陸地から浅い海へと移行する時代でした。
発見された足跡化石は水辺を歩行したときに付けた足跡の凹を、洪水などで運ばれた砂が埋め、その足跡が残されたままの状態で固まったものです。これらの足跡には、大きさや方向が異なるものが見られることから、足跡を残したゾウは群れをなしていた可能性も考えられます。
また、ゾウの足跡化石の周辺からは、雨粒の跡、鳥の足跡化石や植物化石も発見されています。
地図を見る:ゾウ類足跡化石
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