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沓掛峠のヤマザクラ群

画像:沓掛峠のヤマザクラ群 

 沓掛(くつかけ)峠は、標高480mの高見山南斜面に位置し、大子町大字大生瀬字愛宕下西と同大字外大野字南沢を結ぶ標高約400mの道筋の峠にあります。道は近年整備されましたが、以前は人馬の往来も困難な曲がりくねった狭隘な道でありました。
沓掛峠という呼称は、平安時代の終わりごろ八幡太郎義家が奥州征伐に行く途中、この地で馬の轡(くつわ)の手綱を松の木にかけて休息したところから「沓掛峠」と呼ばれるようになったと伝えられています(地元の伝承)。
※一説には、沓掛という地名は、道が沓のように曲がったところに由来しています。
この峠のヤマザクラ群は、県下でもめずらしく26本あります。開花は、ソメイヨシノが葉桜になるころから咲きはじめ、里山を彩ってくれます。桜の寿命は、ソメイヨシノがおよそ60年、ヤマザクラは700年といわれています。

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