このカヤは、正応2年(1289)8月、門弟乗善房がこの地に草庵を結んだ折り、如信が手づから植えたと伝えられています。 この地はまた如信遷化の地であり、伝承にみられるように相当の古木で、親鸞の孫如信の初期浄土真宗教化の拠点としての歴史を象徴しています。 カヤは、イチイ科の常緑高木、裸子植物で雌雄異株。本種は雌株で4月ごろ開花し、10月ごろ種子が成熟して、楕円体の実を落とします。樹勢は良好です。
地図を見る:法龍寺のカヤ
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